背景
- 「史上最低金利」時代に住宅ローンを組んだ人々は、返済額が低い変動金利型を選ぶケースが多かった。
- しかし、日銀のマイナス金利解除(2024年3月)以降、追加利上げが続き、返済負担が増加している。
事例:Aさん夫婦(40代・年収1,000万円)
- 借入額:4,000万円 ・当初金利:0.525%(変動)
- 返済期間:35年、月返済額:約10.4万円
- ここ数年で2度の金利上昇通知を受け、不安が増大。特に「子どもを持ちたい」というライフプランに影響。
変動金利のリスク
- 金利上昇で「利息負担が増え、元金返済が進まない」状況に。
- 例:金利が0.4%→0.8%に上がると利息は単純計算で約2倍。
- 「5年ルール」により返済額は5年間据え置きだが、5年後にまとめて見直しが入り、急激な負担増の可能性。
FPの指摘
- 5年の猶予期間に家計の見直しや繰上げ返済などの対策が必要。
- 金利は一度に急上昇するよりも段階的に上がる傾向があるため、将来のシミュレーションを行い備えることが重要。
